何気なく、他人を褒められる人。
先日、会社の同僚Aさんに、ふとしたことで、褒められることがあった。
その内容自体は、本当にちょっとしたことだったんだけれども、
その一言が、
なぜだか、ものすごくうれしかったんだよね。
別に褒めてもらいたかったわけではない。
自分のやっている仕事に、ちゃんと意味があったのだなと
認めてもらえたことが、すごくうれしかった。
そして、その瞬間に、
同じ部署の先輩Bさんに足りないものが、よくわかった。
相手を認めるってことが、その先輩には無かったんだって。
その先輩から感じている、
不信感というか、なぜだか気に食わないところがあったのだけど、
それは、相手を認めるということの不足だった。
つねに自分が認められることばかりを求めていて、
人の批判ばかりしているような人だなとは思っていたのだけど、
その要は、「他人を認めない」ということだったんだと。
きっと、その先輩は、
これまであまり他人から認められることがなく、生きてきたのだと思う。
だから、他人を貶めることが大得意なんだよな。
それって、実は、すごくみじめなことだと思う。
そして、寂しいことだ。
現に、僕自身、別の同僚から言われた、
その何気ないたった一言で、すごく心が救われた気がしたから。
何気なく、相手に気を遣わせることなく、
他人をほめることができる人って、良いなって思う。
今の世の中に、足りないものはそういうことなんじゃないかなって思う。