ここ最近の、同性愛ドラマ押しという風潮について。
昨年のおっさんずラブのヒットあたりから、同性愛、特にゲイをテーマにしたドラマって本当に増えたなあと思う。
最近はほとんど、ドラマを見ていない僕だけれども、それでも、4月期にいくつかのそういうドラマがあることを知ってしまうぐらい、情報が入ってくる。
その中の一つに「きのう何食べた?」があるけれど、
実を言うと僕は、これの原作漫画が大好きだ。
だから、ドラマ化されて、嬉しいという気持ちはあるけれど、
それ以上に、えっ、なんで今!?っていう気持ちが大きい。
だって、このドラマを今やっちゃったら、
どうにもこうにも、同性愛ドラマブームに乗っかりました感がでちゃうでしょう。
原作は、ゲイカップルの日常をほのぼのと描きながらも、同性ならではの重たいテーマを取り上げていたりしていて、本当に素晴らしい作品だと思うから。
この作品を流行りに乗って、安易に取り上げてほしくなかったりした。
でも、こういう作品がメディアを通して表社会に出ていくことで、
一般に広く知れ渡って…というのも、大事だとは思うのだよね。
ちょっと難しいんだけれども、
できれば、
「同性愛者は色々と大変なのね」とか、「変わった生き方だなあ」とか思われるんじゃなくて、
こういう生き方も当然あるっていう、
いい意味で、特別扱いされない社会ができたらいいな、と思います。
そういう社会に向けての先駆けとしては、こういうドラマを地上波でやることは、とても有意義なことだと思うので、単なる流行りでなく、社会に溶け込めればいいなと思っています。