かっこよくありたい。

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毎日を楽しく生きたい。30代ゲイが、雑多に日常をつづるブログ。

OLみたいな歌手。

Dear Bride(初回生産限定盤)(DVD付)

カナやんの突然の活動休止には本当に驚いたけれど、

やはり、こういうことだったのかと、今となっては、当然という感じだ。

 

楽曲を聞いていても、

最近は本当に明るくて幸せな楽曲がたくさんあふれていたこともあり、

きっと私生活でも素敵な恋をしているのだろうと、予想はできていたけどね。笑

 

歌手「西野カナ」は、ある意味、世の中のニーズにあわせて、うまく作りこまれた商品だと、

今回の活動休止、そして結婚というニュースを見ながら、改めて考えていた。

 

会社から提示されたテーマで、歌詞を書き、

そして、テーマにそってキャラを作り、それを自分のものにしてしまう。

 

それはある意味、「OLのような歌手」だと思った。

 

西野カナ」という歌手としての要素が、ありのままの彼女の中に全くなかったかと言われたら、きっとそうではないだろうけれど、

それであっても、この時代に求められる作品を生み出す歌姫としての才能はすごいものだったと思う。

 

さらには、ライブなど見ていても、とにかく真面目さが光る。

それはまるで、仕事をきっちり100%の力でこなすキャリアウーマンのような、パフォーマンスだ。

 

歌唱も完璧、歌詞もほとんど間違えないし、テレビでの生のパフォーマンスはお手の物だった。 

 

そんな彼女だったから、きっと自身のパフォーマンスに絶対の自信があったし、

晩年の100%の力が出し切れない歌唱については、きっと許せない部分もあったのだと思う。

 

昨年末の歌番組など見ていても、やはり例年の彼女のパフォーマンスと比べるとどうしても、見劣りしてしまう部分があった。

 

頑張りはもちろん伝わるのだけれども、やはり、力を出し切れていない、歌手として消耗してしまっている部分があるように思えた。

 

 

結婚というのは、

カナやんにとって、一つのゴールだったと思う。

 

それは恋愛の歌詞を書き続けた彼女だからこそ、十分に分かっていたことだった。

 

初期のころの歌詞と今の歌詞を比べれば、それは一目瞭然なのだけど、

まるで幸せの階段を上っていくかのような、シンデレラストーリーだったように思う。

 

休止前ラストのシングルとなったBedtime Storyは、

タイアップの映画の内容に沿ったものだったけれど、その楽曲の「きみ」と「わたし」はまさに、自身の恋愛にも重なる部分があったのかな?

 

本当に真面目な、OLみたいな歌手だなあと思う。

結婚をして新たな人生を歩みだしたカナやん。

本当に、おめでとう。

 

ここで終わるには早すぎるよね。

もっともっと、彼女の真面目な歌手としての活動を楽しみたかった。

あわよくば、違ったスタイルの彼女も見てみたかった。

 

何年後かはわからないけれど、復帰した彼女の新たな作風にも期待したいな。