はだかの王様。
「独裁国家」
とある企業のレビューサイト。
よくある、在職中もしくは退職後の人間がその会社の内部事情を告白しているようなサイトに、こんなふうに書かれてた僕が今いる会社。
いわゆる、社長のワンマン経営ってこと。
幹部の人間は社長のご機嫌ばかりとっていて、まったく他が見えてない。
今やってるドラマで、医療物でフリーランスのスーパードクターが出てくるやつがあるけれど、まさにあれの外科部長と内科部長みたいな腰巾着。上の顔色ばかりを伺っていて、下で働く人間のことが全く見えてない。
もちろん、社長が現場の人間のことなんか見えているわけがないのだから、こうなると、社長はまさに「はだかの王様」になってくる。
企業内では、「社長の腰巾着 VS 現場の平社員」という構図で、対立が生まれている。
給与の昇給や賞与に対する評価制度は皆無であり、上に気に入られた一部の管理者クラスの人間だけが特をするようなシステム。
この会社に入社して一年が経ったけれど、相変わらず従業員たちは退職の一途をたどっている。入社した従業員の半数が、一年も経たずに辞めていく現状を、社長はどのようにみているのだろうね。
あなたの国の国民は、悲鳴をあげている。もう生きていけないよ、この国に未来はないよということを、一番分かっていなきゃいけないのは、王様であるあなたのはずでしょう?