嫌なものを、嫌と言える。
同じ部署の同僚のおばちゃんたちとの会話。
自分でもどうしたものかと思うのだけど、ごく自然に会話に参加してしまう。笑
しかも、その中の誰よりも女子力を主張してしまっているらしい。
その時はたまたま、料理の話題。
僕が好きでたまに作ったりする、簡単なスイーツの話題に。
すると、一人のおばちゃんが、
「○○さんって他の20代男子たちとは全然違うよね!」
って言ったんだよね。
別に、なんてことない、むしろ違うのは当たり前でしょう?って思う。
みな、好きな食べ物や音楽、映画、そして、好みの人のタイプまで、違うことばっかりだからね。
いつだったかな。
小学生の時、自分が周りと違っていることを、(わざわざ人に言われなくたって)十分わかってたし、そのことに大きく傷ついたりした。
だからこそ、それは隠さなきゃいけないことなんだと思った。
しかしながら、現実は残酷なもので、隠そうとすればするほど、バレていくんだよな。
無理に隠そうとするから、逆に目立つ。
本当は大好きなものを、大好きと言えない。
好きじゃないものに、好きなフリをしなきゃいけない。
本当は、シール集めが好きで、ビーズで遊ぶのが好きで、おままごとが大好き。
サッカーも野球もバスケも嫌いだし、レクリエーションの時間のドッヂボールがとても憎かった。
幸い、嫌いなものはイコール苦手なものでもあったので、わざわざ好きになろうとはしなかったけどね。笑
いつからだったか、嫌いなものは嫌いと主張するようになった。
だから残すは、好きなものを好きと言えるようになれること。
たったそれだけ。