自分のない、自分。
どこかにいる、誰かを常に追ってる。
そして、誰かになりたくて、真似をする。
自分というものが元からなくて、誰かを追いかけることで、自分という人格を作り出した。
そういう時に、もしも、その目標としてた誰かが、そうではない誰かであったとしたら、どうなるのだろう?
きっと、目印を失って、路頭に迷うだろう。
どこかにいる誰か、はちゃんと存在するのだけど、それは実際にたどり着くまでは、単なる幻想にもなりうるのだと思う。
「憧れる」という気持ちはすごい。
自分がそうでなくても、どんなに辛く困難な状況でも、憧れるという気持ちだけで、再び立ち上がることができたりする。
だから、そうじゃなくなったときはとても辛い。