恵まれた環境で。
最近、新しい有給休暇が付与された。
今の会社では2度目。ということはつまり、入社してから1年と半年が経過したということだ。
まだ一年半か、いや、もう一年半も経ったの?かな。この一年半で、所属部署は変わらずも、周りの環境はちょこちょこと変化していて、色々と落ち着かないことが多かったなと思う。ここで働いていると、いつかは辞めようねという気持ちが自然と湧いてくる。
不満はその給与面だったり、通勤時間だったり、色々とあるけれど、一番は「雰囲気」かなあ。
何というか、重苦しいんだよね。傾きかけている会社というのは、すべてのことがマイナスに作用する。新しいことを考えるにしても、それをやったことによるメリットよりも、まずデメリットのほうが上にきちゃう。
人材不足の昨今、社員にとってこんな良い面があるんだぞ!と考えるのではなくて、会社にとってはこんなに費用が掛かるんだぞ!と考えたりする。
長期的な目線で物事を見られない。目先の分かりやすい目標を追うばかりで、安易な考えで利益を得ようとするから、結果、失敗する。
どんどんケチになってくこの会社を見ていると、自分の人生までそれに飲み込まれてしまうんじゃないかと錯覚する。
誰しも、働いていて不安になるような会社には、いつまでもいようなんて思わない。だから人がどんどん減ってく。結果、利益を生むことができなくなるんだな。
きっと、賢い人ならば、サッサとこんなところからはおさらばするのだろう。けれども、今の自分にはそこすらも抜け出して生きていける力がない。だからいつまでも抜け出せずにいる。
正社員としての仕事にありつけること。
月給として、毎月の給与がいただけること。(たとえ少なくても)
やるべき仕事が、ちゃんと与えられていること。(多少過剰であっても)
週休2日がきちんととれること。(土日がおやすみであること)
仕事に協力的な同僚に恵まれていること。
自分を必要としてくれている環境があること。
これらがある現状が、この時代でどれだけ恵まれたことであるかを考えてしまうから。
決して、若いとも言えない年齢だし、ある程度は我慢をしなきゃいけないのかもしれないね。そこを抜け出せるほどの、強い自分になるまでは。
簡単に夢をみられたあの頃が、懐かしい。